
Webサイトの検索順位やクリック率を向上させるために、titleタグの最適化は欠かせません。
本記事では、titleタグの基本的な役割から効果的な設定方法、文字数の考え方まで、実例を交えて詳しく解説します。
titleタグとは?

titleタグとは、Webページのタイトルを定義するHTMLの要素です。HTMLのhead要素内に「<title>タイトル</title>」という形式で記述され、そのページの内容を端的に表現する役割があります。
検索エンジンはこのtitleタグの内容を参照し、検索結果の表示やページの評価を行うため、SEO対策において重要な要素の一つとなっています。
titleタグが表示される場所
titleタグの内容は、主に3つの場所で表示されます。1つ目は、Google検索などの検索結果画面です。検索結果の最も目立つ位置にクリックできる青字のリンクとして表示され、ユーザーがクリックするかどうかを判断する要素となっています。
2つ目は、ブラウザのタブ上部です。複数のタブを開いている際に、ユーザーが目的のページを見つけやすくする役割があります。3つ目は、SNSでページがシェアされた際のOGPタイトルとしての表示です。
FacebookやX(旧Twitter)などのSNSプラットフォームでシェアされた際に、そのコンテンツのタイトルとして表示されます。
h1タグとの違い
titleタグとh1タグは、どちらもページのタイトルを示す要素ですが、その役割と重要性には違いがあります。titleタグは、ページ全体のタイトルとしてサイト外部(検索結果やブラウザタブ)で表示されます。
一方、h1タグは、ページ内のメインコンテンツの見出しとして機能し、実際にページを訪れたユーザーに向けて表示される要素となります。
SEOの観点からみると、titleタグの方がh1タグよりも重要度が高いとされています。これは、titleタグが検索結果のクリック率に直接影響を与え、また検索エンジンがページの主題を理解する手がかりとなるためです。
ただし、両者の一貫性を保つことも重要です。titleタグとh1タグの内容があまりにも異なる場合、ユーザー体験を損なう可能性があります。
SEO対策におけるtitleタグの重要性

Google社のJohn Mueller氏は、titleタグは検索結果のランキングに使用され続けると公式に言及しており、適切なtitleタグの設定は検索順位の向上に寄与します。
検索順位への影響は、titleタグに含まれるキーワードと検索クエリとの関連性によって決まります。例えば、あるWebサイトで「SEO対策」というキーワードで上位表示を目指す場合、titleタグに「SEO対策」というキーワードを含めることで、そのキーワードでの検索結果において表示される可能性が高まります。
ユーザーのクリック率に関しても、titleタグは大きな影響を持っています。検索結果画面において、titleタグは最も目立つ位置に青字のリンクとして表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいのです。
参考:Search Engine Journal – Google Still Uses Original Page Titles For Search Rankings
titleタグの適切な文字数は30文字前後

titleタグの適切な文字数は、デバイスによって異なりますが、一般的にPC・スマートフォンの両方で確実に表示される30文字前後を目安とすることをおすすめします。これは、検索結果での表示が一定の文字数で制限されており、それを超えると末尾が「…」と省略されてしまうためです。
PCでの検索結果では、32文字程度までが制限となり、それ以上の文字数の場合は自動的に省略されます。例えば「SEO対策の基礎から応用まで完全マニュアル|効果的な実践方法」(44文字)というタイトルは、「SEO対策の基礎から応用まで完全マニュアル|…」のように表示が切れてしまう可能性があります。
一方、スマートフォンでは35~41文字程度まで表示可能です。これは画面サイズの制約上、2~3行での表示が可能なためです。
SEOに効果的なtitleタグの書き方

SEOに効果的なtitleタグを作成するには、まず対策したいキーワードを含めることが重要です。例えば、「SEO対策」というキーワードで上位表示を目指す場合、「SEO対策の基本手順」のように、キーワードをタイトルの先頭に配置することで、検索エンジンとユーザーの双方に対してページの内容を明確に伝えることができます。
ユーザーの心理を考慮したタイトル設定も重要です。例えば「2025年最新」や「初心者向け」といった文言を追加することで、情報の鮮度や対象読者を明確にできます。
titleタグに対策キーワードを含める
titleタグにキーワードを含める際は、まずGoogle Search ConsoleやGoogle検索のサジェスト機能を活用してキーワードリサーチを行います。これにより、実際にユーザーが検索している言葉を把握し、より効果的なキーワードを選定することができます。
例えば、「SEO 会社」で検索すると、「SEO会社 東京」「SEO会社 料金」などの関連キーワードが表示され、ユーザーニーズを把握できます。
実際のtitleタグへの組み込みは、「東京のSEO会社10選」など、自然な日本語として違和感のない形で行うことが重要です。
重要なキーワードを前方に配置する
検索エンジンは、titleタグの前方に配置されたキーワードをより重視する傾向があります。さらに、検索結果画面では文字数制限により後半が省略される可能性も考慮し、重要なキーワードは必ず前方に配置しましょう。
例えば「成果の出る効果的なSEO対策の始め方|注意点も解説【2025年最新版】」ではなく、「SEO対策の始め方|成果を出す方法から注意点まで解説【2025年最新版】」とすることで、主要キーワードの視認性が向上します。
内容を簡潔に表現する
titleタグは限られた文字数で内容を的確に伝える必要があります。そのため、「初心者向けSEO対策完全ガイド」のように、対象読者と提供価値を端的に示す表現を心がけましょう。
不要な修飾語や重複する表現は避け、ページの本質的な価値を優先的に伝えることが重要です。
ユーザーの関心を引く表現を使う
クリック率を向上させるために、具体的な数値や感情的要素を活用します。「SEO対策で3か月以内に検索順位を改善する方法」のように具体的な数値を示したり、「失敗しない」「確実な」といった安心感を与える表現を用いることで、ユーザーの興味を引くことができます。
また、他サイトとの差別化を図るため、「現役SEOコンサルタントが解説」「大手企業導入実績あり」といった独自の強みを示す表現も効果的でしょう。
ページのタイプに応じて設定する
Webサイトの各ページには、それぞれの役割や目的があるため、titleタグもページタイプに応じて適切に設定する必要があります。以下、代表的なページタイプごとの効果的な設定方法について説明していきます。
ページタイプ | titleタグの設定ポイント |
---|---|
トップページ | サイト全体の顔となるため、サービスや企業の強みを簡潔に表現することが重要 |
商品ページ | 商品名と主要な特徴を組み合わせることで、検索意図に応える必要がある |
ブログ記事 | 記事の内容を端的に表現しつつ、検索意図に応える形式が求められる |
ページのターゲットに合わせて記述する
titleタグは、ターゲットとなる読者層に合わせた表現を選択することで、よりクリック率を高めることができます。年齢層による表現の違いとして、例えば20代向けには「おしゃれな」「トレンドの」といったワードを使用し、40代以上には「本格的な」「確かな」など信頼性を重視した表現が効果的です。
上位サイトのtitleタグを参考にする
効果的なtitleタグを作成するには、検索結果の上位表示サイトを分析することが有効です。ベンチマークの選定基準として、まず検索結果1~10位に表示されているサイトの中から、自社と似た事業規模や方向性を持つサイトを3~5サイト程度選びます。
その際、大手ポータルサイトは規模が異なるため、参考対象から除外することをおすすめします。
分析すべきポイントは、キーワードの配置位置、修飾語の使い方、全体の文字数などです。
Google Search Consoleのデータを活用する
Google Search Consoleでは、各ページのクリック数、表示回数、クリック率(CTR)などのデータを確認できます。特に注目すべきは、平均的なクリック率を下回っているページです。
例えば、表示回数は多いものの、クリック率が1%未満のページがあれば、titleタグの改善余地が大きいと判断できます。
データの解釈においては、検索クエリとの関連性も重要です。例えば「SEO 会社」というキーワードで検索された際に、「SEO対策なら株式会社〇〇」というtitleタグが低いCTRである場合、「SEO対策会社|成果実績多数の株式会社〇〇」のように、検索意図により適合した表現に変更することで改善が見込めます。
titleタグの設定を確認する方法

titleタグの設定状況を確認するには、複数の方法があります。最も基本的な確認方法は、HTMLソースコードを直接確認することですが、専用ツールやCMSの管理画面からも確認することができます。
それぞれの特徴と具体的な確認手順について説明していきます。
HTMLファイルから確認する
HTMLファイルでtitleタグを確認する場合、<head>タグ内に記述された<title>タグを探します。テキストエディタでHTMLファイルを開き、ページ上部の<head>セクション内を確認してください。
titleタグは通常、<title>ページタイトル</title>という形式で記述されています。この方法は、直接ソースコードを確認できるため、最も確実な確認方法です。
ブラウザ上の「ページのソース」を確認する
ブラウザ上でtitleタグを確認する場合は、対象ページを開いた状態で右クリックし、「ページのソースを表示」を選択します。
表示されたソースコード内で、Ctrl+F(MacはCommand+F)を使用して「title」という文字列を検索することで、titleタグの位置を特定できます。この方法は、公開済みのWebページのtitleタグを手軽に確認したい場合に便利です。
ブラウザの拡張機能を使って確認する
Chromeなどのブラウザでは、SEO関連の拡張機能を利用してtitleタグを確認することができます。例えば「SEO META in 1 CLICK」という拡張機能をインストールすると、ワンクリックでtitleタグを含むメタ情報を表示できます。
さらに、複数ページのtitleタグを一括で確認できる「Screaming Frog SEO Spider」のようなツールも活用できます。
titleタグの設定後に行うべき対応

titleタグを更新した後は、Googleに対しての通知や、内部リンクの調整などを行います。以下に、詳細を詳しく解説していきます。
Google Search ConsoleでのURL検査とインデックスリクエスト
Google Search Consoleを使用して新しいtitleタグの反映を促進できます。まず、Search Consoleの「URL検査」機能で対象URLを入力し、現在のインデックス状況を確認します。
その後、「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリックすることで、Googleに更新を通知できます。
反映状況は、Search Consoleの「インデックス」セクションで確認できます。通常、リクエストから数日以内に新しいtitleタグが検索結果に反映されますが、サイトの規模や更新頻度によって反映までの時間は異なることがあります。
内部リンクのアンカーテキストの変更
titleタグを変更した場合、そのページへの内部リンクのアンカーテキストも合わせて更新するのがおすすめです。これは、アンカーテキストが検索エンジンにとって重要な評価要素となるためです。
例えば、「SEO入門ガイド」というタイトルを「SEO対策の始め方」に変更した場合、そのページへのリンクテキストも新しいタイトルに合わせて更新することで、より一貫性のあるSEO対策となります。
アンカーテキストの更新は、CMSの管理画面やHTMLを直接編集することで行えます。WordPressの場合、「投稿」や「固定ページ」の一覧から該当ページを見つけ、内部リンクの修正を行うことができます。
まとめ
titleタグはSEO対策において重要な要素の一つです。検索結果での表示やユーザーのクリック率に影響を与えるため、適切な設定が求められます。
ページタイプやターゲット層に応じた表現を選び、競合分析やGoogle Search Consoleのデータを活用することで、より効果的な最適化が可能となります。
設定後は、インデックス更新の依頼や内部リンクの修正など、適切なメンテナンスを行うことで、SEO効果を最大限に引き出すことができるでしょう。