SEOに有効なURLとは?Googleが推奨するURL構造のポイント

SEOに有効なURLとは?Googleが推奨するURL構造のポイント

Webサイトの構造で欠かせないURLの設計は、検索エンジン最適化(SEO)において重要な要素です。適切に構造化されたURLは検索エンジンの評価を高めるだけでなく、ユーザーにとっても内容を理解しやすくする役割を果たします。

本記事では、SEOとURLの関係性から始まり、効果的なURL設計のポイント、Googleが推奨するURL構造、そして実装時の注意点まで詳しく解説します。

目次

SEOとURLの関係

SEOとURLの関係

URLはウェブサイトの「住所」として、ユーザーとクローラーの双方にページの所在を示す重要な要素です。検索エンジン最適化(SEO)において、URLはコンテンツへのアクセスポイントであると同時に、サイト内の階層構造を反映し、ページの内容をユーザーに予測させる役割も担っています。

Googleのクローラーはページのインデックス作成時にURLを参照しているため、URL設計を適切に行うことで、サイト全体が認識されやすくなります。

SEOに影響するURL構造

URLの構造がSEOに与える影響度は、以下の要素によって変わります。

影響要素影響度説明
キーワード含有直接的なSEO効果は限定的
URL長さ直接的な順位要因ではない
ユーザビリティ間接的にSEO効果あり

かつてはURLにキーワードを含めることで直接的なSEO効果が比較的大きく見込めたものの、現在では限定的になっています。SEOのためではなく、ユーザーのためになるURLを作ることを考えた方が良いでしょう。

URL長さについても、直接的には検索順位に大きな影響はありません。GoogleはURLを識別子としており、URLの長短自体は順位を決定づける要因ではないのです。

ただし、ユーザビリティの観点からは、URLの構造が間接的にSEO効果をもたらす可能性があります。ユーザーにとって分かりやすいURLは、クリック率の向上や滞在時間の延長など、他のSEO指標に対して、プラスに働くからです。

Googleが重視しているURL構造

適切なURLは、検索エンジンクローラーのサイト巡回効率を高めるだけでなく、ユーザー体験の向上にも直結する重要な要素です。Googleが重視するURL構造には、以下の特徴があります。

  • シンプルな構造
  • 論理的かつ人間が理解できる構成
  • 不必要なパラメータがない短いURL

まず第一に、Googleはシンプルな構造のURLを推奨しています。長く複雑なID番号よりも、ページの内容を表す意味のある単語を使用することが望ましいとされています。

次に、Googleは論理的かつ人間が理解できるURL構成を重視しています。これはユーザーや検索エンジンがURLのコンセプトを理解しやすくするためです。

さらに、Googleは不必要なパラメータを削除して短いURLを実現することを推奨しています。過度に複雑なURL、特に複数のパラメータを含むURLは、類似したコンテンツを表す多数のURLが不必要に生成される原因となることがあります。

SEOに効果的なURL設計

SEOに効果的なURL設計

SEO効果を最大化するURLでは、検索エンジンの理解しやすさとユーザーの利便性を両立させることが基本となります。

URLの直接的なSEO効果は限定的であるものの、ユーザー体験の向上という観点から間接的な効果が期待できます。SEOのためだけでなく、ユーザーのためにURLを設計するという考え方が重要です。

コンテンツ内容を反映した設計

効果的なURLは、そのページが何について書かれたものなのかを一目で理解できる形になっているべきです。具体的には以下の要素を取り入れることで、コンテンツ内容を適切に反映することが可能になります。

  • コンテンツの主題を反映した命名
  • カテゴリー構造の反映
  • ファイル名のつけ方の工夫

コンテンツの主題を反映した命名とは、ページの核となるキーワードや主題を端的に表現することです。例えば、オーガニック野菜の栽培方法に関する記事であれば、「https://example.com/organic-vegetable-growing-guide」というURLは内容を明確に伝えています。

またサイトのカテゴリー構造をURLに明示することで、ユーザーやクローラーの理解を助けることができます。例えば、料理ブログの場合「https://example.com/recipes/italian/pasta/carbonara」というように階層を示すことで、サイト内の位置関係が明確になります。

ファイル名の付け方にも、ポイントがあります。まず、単語の区切りにはハイフン(-)を使用し、アンダースコア(_)は避けて「seo-url-guide.html」のような形式にしましょう。また、ファイル名には小文字のみを使用し、大文字と小文字が混在しないようにします。

シンプルで認識しやすいディレクトリ構造

Webサイトのディレクトリ構造は、間接的にSEOに影響を与えます。効果的なディレクトリ構造には、主に3つのタイプがあり、それぞれに特徴があります。

構造タイプ推奨度メリット
フラット構造アクセスしやすい
中規模階層整理しやすい
深い階層クロールされにくい

フラット構造は、最もシンプルなディレクトリ構造で、すべてのページがドメイン直下に配置されます。
(例:https://example.com/page-name/)

このタイプの構造はクローラーがサイト内のすべてのページに効率的にアクセスできます。また、短いURLはユーザーにとっても記憶しやすく、シェアしやすいという利点があります。

中規模階層構造では、コンテンツはある程度のカテゴリに分類されています。この構造は、多様なコンテンツを提供するサイトにとって、情報の整理と管理を容易にします。
(例:https://example.com/category/page-name/)

一方、深い階層構造は、SEOの観点からはあまり推奨されません。階層が深くなるほどURLが長くなり、クローラーのクロール効率が低下する可能性があります。また、ユーザーがURL構造から現在位置を把握しにくくなり、サイト内の回遊性が低下する可能性もあります。
(例:https://example.com/category1/category2/category3/page-name/)

キーワードが効果的に含まれている

適切にキーワードを活用したURLは、検索エンジンとユーザーの双方に対してページの内容を明確に伝える手助けとなります。ポイントとしては、以下の点があります。

  • 適切なキーワード選定
  • キーワードの配置位置
  • 過剰なキーワード詰め込み防止

キーワード選定方法としては、まずページのメインコンテンツを正確に表現する単語や語句を特定することが重要です。例えば、「URLはSEOに影響するのか?」というタイトルの記事であれば、「how-url-affect-seo」といった形でURLに反映させると良いでしょう。

キーワードを選ぶ際には、そのページで扱うトピックの主要な検索語句や、上位表示を狙うSEOキーワードを考慮することが効果的です。

キーワードの配置位置については、URLの可読性とSEO効果のバランスを考慮する必要があります。一般的に、ディレクトリ名やファイル名にキーワードを含めることが効果的です。例えば「https://example.com/seo/url-structure-guide/」のように、カテゴリ名とページ名の両方にキーワードを配置することで、ページの主題と関連性を明確に示すことができます。

過剰なキーワード詰め込み防止も重要です。URLにキーワードを詰め込みすぎると、スパム的とみなされる可能性があり、かえってSEO効果を損なう恐れがあります。例えば「https://example.com/best-seo-url-structure-tips-guide-optimization-2024」のようなURLは過剰にキーワードを詰め込んでおり、ユーザーにとっても不自然に感じられます。

キーワードは2〜4語程度に抑え、自然な表現にしましょう。

Google推奨のURL設定

Google推奨のURL設定

Googleは、推奨のURL設定を公開しています。これらに従うことで、クローラーのインデックス効率が向上し、結果としてSEO効果の最大化につながります。どのような設定を行うべきか、見ていきましょう。

正規化されている

URL正規化は、同じ内容のページが複数の異なるURLで表示される問題を解決するための重要な施策です。GoogleのクローラーはそれぞれのURLを個別のページとして認識しており、正規化されていないURLはページの評価が分散してしまう可能性があります。

正規化を行う際には、以下の点に注意しましょう。

  • 重複URLの防止
  • canonical属性の使用
  • リダイレクトの実装

重複URLの防止するために、まずサイト内でページを参照する際に一貫した形式を使用することが基本です。例えば「https://example.com/」と「https://example.com/index.html」、「http://example.com/」と「https://example.com/」はそれぞれ同じコンテンツを表示しますが、Googleにとっては異なるURLとして扱われます。

このような重複を避けるためには、サイト内リンクで常に一貫した形式を使用しましょう。

canonical属性の適切な使用は、URL正規化において特に重要です。canonicalタグ(<link rel=”canonical” href=”https://example.com/preferred-url” />)をHTMLの<head>セクションに追加することで、Googleに対して「このページの正規URLはこれです」と明示的に伝えることができます。

リダイレクトの実装、URL正規化に欠かせません。主に使用されるリダイレクトには301(永続的リダイレクト)と302(一時的リダイレクト)がありますが、URL正規化の文脈では301リダイレクトを使用するのが一般的です。

例えば、旧URLから新URLへの恒久的な変更や、wwwありなしの統一などに適しています。301リダイレクトを実装することで、旧URLの評価を新URLへと引き継ぐことができるため、SEO効果の損失を最小限に抑えられます。

HTTPSが実装されている

HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)は、ウェブサイトとユーザー間で送受信されるデータを暗号化し、セキュリティを強化するプロトコルです。HTTPS化は現在のWebサイトにおいて必須とも言える要素です。

以下の点を理解しておきましょう。

  • HTTPS化の重要性
  • 実装手順
  • SEOへの影響

HTTPSを使用することで、個人情報や決済情報などの機密データを安全に送受信できるようになります。Googleは2014年からHTTPSをランキング要素として公式に採用しており、セキュアなウェブ環境を推進しています。

実装手順としては、まずSSLサーバー証明書を取得する必要があります。これには主に「ドメイン認証型」、「企業認証型」、「拡張認証型」の3種類があり、費用や認証レベルが異なります。証明書取得後は、サーバー設定でHTTPSを有効化し、すべてのHTTP通信をHTTPSにリダイレクトするよう設定します。

SEOの効果に対して、直接的なランキング効果は限定的であっても、ユーザー体験の向上やブラウザでの警告表示回避など、間接的なSEO効果は大きいと言えます。

「Google は過去数か月にわたり、暗号化された安全な接続をサイトで使用していることを検索のランキング アルゴリズムのシグナルとして考慮するテストを実施してきました。このテストで十分な結果が得られたため、Google はランキング シグナルとして HTTPS を使用することにしました」と公式に発表しています。

HTTPS化実施後は、Google Search Consoleに新しいHTTPSプロパティを追加登録し、サイトマップの再送信や設定の更新を行いましょう。

参考:ランキング シグナルとしての HTTPS|Google検索セントラル

モバイルフレンドリーなURL設計である

モバイルデバイスからのインターネット利用が急増する中、モバイルフレンドリーなURL設計はSEOにおいて重要な要素となっています。Googleはモバイルファーストインデックスへの移行を完了させ、モバイル版サイトを主要なインデックス対象としていることからも、その重要性が理解できます。

サイトはレスポンシブ対応のURL設計にし、デスクトップとモバイルで異なるURLを使用せず、同一のURLでデバイスに応じたレイアウト表示を可能にすることが理想的です。この方法では、「https://example.com/」というURLがデスクトップでもモバイルでも同じように機能し、CSSやメディアクエリによって表示を最適化します。

レスポンシブデザインはGoogleが最も推奨するモバイル対応方法であり、URL設計の観点からも最もシンプルかつ効果的です。

URLに関する注意点

URLに関する注意点

URLはウェブサイトの重要な構成要素であり、SEO効果に間接的に影響します。適切なURL設計は検索エンジンの評価やユーザーの利便性向上につながるため、いくつかの重要な注意点を押さえておく必要があります。

URL変更時の影響を考慮する

URLの変更は簡単な作業ですが、SEO評価やユーザーエクスペリエンスに大きな影響を与えます。特にサイトリニューアルなどで多くのURLを変更する場合は、以下の影響を考慮しましょう。

影響項目重要度対策
検索順位301リダイレクト
インデックスGSC登録
ユーザー影響告知対応

URLを変更すると、Googleのクローラーはそのページを新しいコンテンツとして認識する可能性があります。その結果、これまで蓄積されてきたSEO評価が失われ、検索順位が下がることがあります。

この影響を最小限に抑えるためには、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定することが重要です。

URLを変更すると、Googleは新しいURLをクロールし、インデックスに登録する必要があります。この過程でインデックスの一時的な混乱や重複が生じることがあり、検索結果からの露出が減少する可能性があります。

Google Search Consoleに新しいドメインやURLを登録し、サイトマップを更新することで、この問題を抑止できます。

避けるべきURL構造がある

SEO効果を最大化し、ユーザー体験を向上させるためには、以下のような問題のあるURL構造は避けるべきです。

  • 動的パラメータの過剰使用
  • セッションIDの含有
  • 非ASCII文字の使用

多数のパラメータを含むURLは長く複雑になりがちで、ユーザーにとって理解しづらく、SNSでの共有も難しくなります。

https://example.com/products.php?category=electronics&subcategory=smartphones&brand=apple&model=iphone&color=black&storage=128gb

このようなURLはクローラーの理解も妨げる可能性があります。パラメータは必要最小限にとどめましょう。

URLにセッションIDを含めると、同じコンテンツに対して複数のURLが存在することになり、重複コンテンツの問題が発生します。

https://example.com/page.php?sessionid=12345&id=67890

セッションIDはCookieなど別の方法で管理し、URLには含めないようにしましょう。

URLに日本語などの非ASCII文字を使用すると、ブラウザによっては正しく表示されなかったり、共有時に文字化けしたりする問題があります。

https://example.com/商品/電子機器/スマートフォン

このURLをコピーすると以下のように変換されることがあります。

https://example.com/%E5%95%86%E5%93%81/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%A9%9F%E5%99%A8/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3

冗長で理解しづらいURLとなり、ユーザーに不信感を与える可能性があります。

日本語URLの使用をする場合

日本国内のユーザーを対象としたサイトでは、日本語URLによって直感的にコンテンツの内容を伝えられるという利点があります。これにより、ユーザーはURLを見ただけでページの内容を予測でき、信頼性の向上にもつながる可能性があります。

しかし、日本語URLにはデメリットも存在します。最も顕著な問題は文字化けの可能性です。ブラウザやシステムによっては、日本語URLが正しく表示されず、代わりにパーセントエンコーディングされた長い文字列として表示されることがあります。

これは特にURLをコピー&ペーストした場合や、SNSで共有した場合に顕著になります。長く複雑なエンコード文字列は視認性が低く、ユーザーに不信感を与える恐れがあります。また、一部の古いシステムでは日本語URLを正しく処理できないこともあります。

日本語URLを使用する場合の文字化け対策としては、サーバー側での適切な文字コード設定が不可欠です。UTF-8などの文字コードを一貫して使用し、サーバーの設定でURL文字列を正しく処理できるようにする必要があります。

まとめ

URLの設計は、SEO対策において軽視できない要素です。本記事では、SEOとURLの関係性から効果的な設計のポイント、Googleが推奨する構造、そして実装時の注意点まで詳しく解説しました。

URL設計は一度決めると変更が難しいため、サイト構築の初期段階で十分に検討しましょう。ユーザーにとって親切で、検索エンジンにも理解しやすいURL構造を意識することで、長期的なSEO効果につなげることができます。

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