Ahrefsで被リンクを調べる方法とは？被リンクの効果的な獲得方法も解説

SEO対策において「被リンク」は非常に重要な要素とされていますが、その分析方法や効果的な活用法については悩まれる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、Ahrefs（エイチレフス）を活用した被リンク分析について詳しくご紹介します。

被リンクがSEOに与える影響から実際の調査方法、質の高い被リンクを増やすための具体的な戦略まで、SEOを学びたい方にとって役立つ情報をお届けします。

Ahrefs(エイチレフス)とは？

Ahrefs(エイチレフス)は、SEO対策において不可欠な被リンク分析を強力にサポートするツールとして知られています。世界中で60万人以上のマーケターやSEO担当者に愛用されており、その信頼性の高さはSEO業界では定評があります。

この人気の背景には、Ahrefsが保有する膨大なデータベースがあります。15兆を超える被リンクデータと4020億ものURLを収集・分析しており、この規模は他のSEOツールと比較しても圧倒的な優位性を持っています。SEO担当者にとって、サイトの現状把握から競合分析、戦略立案まで、あらゆる局面で活用できる頼もしいパートナーとして利用できます。

Ahrefsの概要と主な機能

Ahrefs(エイチレフス)は、SEO分析ツールの中でもトップクラスの機能性と信頼性を誇ります。主な機能としては、以下の３つがあります。

サイトエクスプローラー
キーワードエクスプローラー
コンテンツエクスプローラー

「サイトエクスプローラー」は、自社や競合サイトの被リンク状況を詳細に分析できる機能です。「キーワードエクスプローラー」は、ターゲットとするキーワードの検索ボリュームや難易度を調査でき、コンテンツ戦略の立案に役立ちます。

また「コンテンツエクスプローラー」を使うことで、特定のトピックに関する人気コンテンツを発見し、コンテンツマーケティングの参考にすることが可能です。

これらの機能を組み合わせることで、総合的なSEO戦略を構築できる点がAhrefsの大きな強みと言えるでしょう。

被リンクがSEOに与える影響

被リンクは、Googleのランキングアルゴリズムにおいて非常に重要な要素として扱われています。Googleは他サイトからの被リンクを「信頼の投票」と見なす傾向があり、質の高い関連性のあるサイトから多くの被リンクを獲得しているWebサイトは、検索順位において優位に立つことができます。

Googleの検索アルゴリズムでは、被リンクの「質」と「量」の両方が評価されます。たとえば、同じ業界の権威あるサイトからの被リンクは、関連性の低いサイトからの多数の被リンクよりも価値が高いとされています。また、アンカーテキスト（リンクが設置されているテキスト部分）も重要な要素で、適切なキーワードを含むアンカーテキストは、そのページの関連性を示す指標となります。

実際に、Ahrefsの調査では、質の高い被リンクを多く持つページほど、検索結果の上位に表示される傾向が明らかになっています。このように、戦略的な被リンク獲得はSEO対策において欠かせない要素なのです。

Ahrefsが保有する被リンクデータ

Ahrefsのデータベースは、24時間ごとに約3000万のWebページをクロールし、15分ごとに新しいインデックスを更新しているため、常に最新の情報を反映した分析が可能です。この迅速なデータ更新により、競合サイトの最新の動向や自社サイトの被リンク状況をリアルタイムに近い形で把握できます。

他のSEOツールと比較すると、Ahrefsのデータベースは被リンクの追跡能力において優れています。

また、データの鮮度においても優位性があり、新しく獲得された被リンクをいち早く発見できることがSEO担当者にとって大きなメリットとなります。このような充実したデータベースがあるからこそ、精度の高い分析と効果的なSEO戦略の立案が可能になるのです。

無料版と有料版の違いと機能制限

Ahrefsは無料版と有料版を提供していますが、両者には機能面で大きな違いがあります。無料版では、基本的な被リンクチェック機能は利用できますが、表示される情報は限定的です。具体的には、上位100件の被リンクデータの閲覧や基本的なドメイン評価指標の確認が可能ですが、詳細な分析機能や履歴データへのアクセスには制限があります。

一方、有料版では全機能を利用できます。料金プランは以下のように分かれています。

プラン名	月額料金	主な特徴
ライト	約19,900ドル	基本的な分析機能、限定的なレポート数
スタンダード	約38,400ドル	中規模サイト向け、より多くのレポート数
アドバンス	約68,900ドル	大規模サイト向け、高度な分析機能
エンタープライズ	問い合わせ	企業向け、カスタマイズ可能な機能

無料版でも被リンクの基本情報は確認できますが、本格的なSEO分析を行うなら有料版を検討する価値はあります。特に複数のプロジェクトを管理する必要がある場合や、詳細な競合分析を行いたい場合は、有料版の機能が必要になるでしょう。最終的には、自社のSEOへの投資規模や目標に合わせて最適なプランを選択することが重要です。

Ahrefs(エイチレフス)で被リンクを調べる方法

Ahrefsを使って被リンクを調査する方法は、シンプルです。まず、Ahrefsのダッシュボードにアクセスし、画面上部の検索バーに分析したいWebサイトのURLを入力します。次に「探索」ボタンをクリックすると、そのサイトの概要情報が表示されます。

サイトエクスプローラーの使い方

サイトエクスプローラーは、Ahrefsの中核となる機能で、Webサイトの詳細な分析を行うことができます。使い方は非常に簡単です。

左側のサイドバーには、「概要」「被リンクプロフィール」などのメニューが並んでいます。被リンクを分析するには、「被リンクプロフィール」をクリックしましょう。

サイトエクスプローラーは豊富なフィルタリング機能があり、画面上部の「フィルター」ボタンをクリックすると、多様な条件でデータを絞り込むことができます。たとえば、「dofollow」フィルターを適用すれば、SEO効果の高いdofollowリンクのみを抽出することも可能です。これらのフィルターを組み合わせることで、より精緻な分析が実現します。

被リンクレポートの見方

Ahrefsの被リンクレポートには、多くの重要な情報が含まれています。このレポートを正しく理解することで、より効果的なSEO戦略を立てることができるでしょう。

レポートの中で最も注目すべき指標の一つが「ドメイン評価（DR）」です。これは0〜100のスケールでドメインの強さを表す指標で、数値が高いほど強力なドメインであることを意味します。自サイトのDRが競合よりも低い場合は、質の高い被リンクの獲得に力を入れる必要があるかもしれません。

もう一つ重要なのが「URLレーティング（UR）」です。これは個別のページの強さを表す指標で、こちらも0〜100のスケールで評価されます。URが高いページは、検索結果で上位表示される可能性が高くなります。

被リンクの一覧では、各リンクの「アンカーテキスト」も確認できます。これはリンクが設置されているテキスト部分で、SEO的には適切なキーワードを含むアンカーテキストが有利とされています。ただし、同一のアンカーテキストが過剰に使用されていると、ペナルティのリスクもあるため注意が必要です。レポートを定期的にチェックし、アンカーテキストの分布が自然かどうかを確認しましょう。

効果的な被リンク分析のポイント

効果的な被リンク分析を行うには、単にデータを眺めるだけでなく、そこから意味のある洞察を引き出すことが重要です。まず基本として、「量」よりも「質」を重視する姿勢が必要です。1000件の低品質な被リンクよりも、10件の高品質な被リンクの方がSEO効果は高いことがあります。

具体的な分析のポイントを見ていきましょう。

ドメインパワーの比較

ドメインパワー（Ahrefsではドメインレーティング、DRと表記）の比較は、Webサイト間の相対的な強さを評価する上で非常に重要です。DRは0〜100のスケールで表され、数値が高いほどドメインの強さと権威性が高いことを意味します。

DRスコアの評価基準としては、一般的に以下のような目安があります。

DR	サイトの種類・目安
0～20	新しいサイトや小規模なサイト
21～40	中小規模のビジネスサイトやブログ
41～60	業界内で認知されている中堅サイト
61～80	権威性の高い大手サイトやメディア
81～100	世界的に認知された巨大サイト（Wikipedia、Amazonなど）

たとえば、自社サイトのDRが競合より大幅に低い場合、被リンク獲得の強化が必要かもしれません。逆に、DRは競合と同等なのに検索順位で劣っている場合は、オンページSEOや内部リンク構造の最適化など、別の要因を改善する必要があるかもしれないのです。

ただし、DRだけで判断するのではなく、被リンクの質や関連性も含めた総合的な評価が重要です。

被リンク元ドメインの調査と評価

被リンク元ドメインの調査と評価は、被リンクプロファイルの質を判断する上で欠かせないプロセスです。質の高い被リンク元の特徴としては、まず該当業界との関連性が高いことが挙げられます。たとえば、料理レシピサイトなら、食品や料理関連のサイトからの被リンクが理想的です。

また、被リンク元サイト自体のDR（ドメインレーティング）が高いこと、実際にオーガニックトラフィックを獲得しているサイトであることも重要な指標となります。

被リンク元ドメインの関連性を評価する際は、そのサイトのコンテンツテーマ、ターゲットオーディエンス、使用されているキーワードなどを確認します。関連性の高いサイトからの被リンクはGoogleにより高く評価される傾向があります。また、被リンク元の信頼性評価では、サイトの運営歴、コンテンツの質、ソーシャルメディアでの影響力などを総合的に判断します。

Ahrefsのサイトエクスプローラーでは、「参照ドメイン」タブを選択することで、すべての被リンク元ドメインを一覧で確認できます。このリストを「ドメインレーティング」や「トラフィック」でソートすれば、最も価値の高い被リンク元を特定することが可能です。こうした分析を定期的に行うことで、自社の被リンクプロファイルの強みと弱みを把握し、より戦略的な被リンク獲得活動へとつなげることができるでしょう。

被リンク元のアンカーテキスト分析

アンカーテキスト分析は、SEO戦略を最適化する上で非常に重要な要素です。アンカーテキストとは、被リンクが設置されているクリック可能なテキスト部分のことで、検索エンジンはこれを参考にリンク先ページの内容を理解します。

理想的なアンカーテキスト分布は、自然でバランスの取れたものです。具体的には、以下のような分布が望ましいとされています。

ブランド名・サイト名のアンカーテキスト：40〜50%
URLそのもの（www.example.comなど）：20〜30%
一般的な言葉（「こちら」「詳細」など）：10〜20%
キーワードを含むアンカーテキスト：10〜20%

このバランスが極端に偏っている場合、不自然なリンクプロファイルと見なされるリスクがあります。特に、特定のキーワードを含むアンカーテキストが過剰に多い場合は要注意です。これは過剰最適化（オーバーオプティマイゼーション）と呼ばれ、ペナルティの対象となる可能性があります。

Ahrefsでは「被リンクプロフィール」の「アンカーテキスト」タブから、すべての被リンクのアンカーテキスト分布を確認できます。この分析を通じて、現在のアンカーテキスト分布が自然かどうかを評価し、必要に応じて今後の被リンク獲得戦略を調整することが重要です。自然な分布に近づけるためには、ブランド認知度を高めるコンテンツマーケティングを強化し、ブランド名でのリンク獲得を増やすなどの対策が効果的でしょう。

被リンク獲得数の推移確認と原因分析

被リンク獲得数の推移確認は、SEO戦略の効果測定や問題発見に役立つ重要な分析です。Ahrefsでは「被リンクプロフィール」の「被リンク」タブにある「グラフを表示」オプションをクリックすることで、時系列での被リンク数の変化を視覚的に確認できます。

この時系列データを分析する際のポイントは、急激な変化に注目することです。被リンク数が急増している期間があれば、その時期に何が起きたのか（新商品発表、プレスリリース、バイラルコンテンツの公開など）を振り返ることで、効果的な施策を特定できます。逆に、被リンク数が減少している期間があれば、何らかの問題（コンテンツの陳腐化、競合の台頭など）が生じている可能性があります。

トレンド分析の方法としては、まず月単位や週単位など、適切な時間スケールを設定します。次に、被リンク数の変化と自社の施策やマーケティングイベントとの相関関係を調べます。たとえば、特定のコンテンツ公開後に被リンクが急増していれば、そのコンテンツの特性（テーマ、形式、配信方法など）を分析し、今後の戦略に活かすことができます。

被リンクタイプ（do follow/nofollow）の確認方法

被リンクタイプの確認は、SEO効果を正確に評価するために不可欠なプロセスです。主な被リンクタイプには「dofollow」と「nofollow」があり、両者はSEOへの影響が大きく異なります。「dofollow」リンクは検索エンジンのクローラーがリンク先のページへ「権威性」を渡すことを許可するリンクで、SEO効果があります。一方、「nofollow」リンクにはrel=”nofollow”属性が付与されており、SEOの直接的な効果はありません。

Ahrefsでは、被リンクタイプを簡単に確認することができます。「被リンクプロフィール」の「被リンク」タブで、各被リンクの詳細情報を表示すると、「リンクタイプ」の欄に「dofollow」または「nofollow」と表示されます。さらに、画面上部のフィルター機能を使えば、「dofollow」リンクのみ、または「nofollow」リンクのみを表示することも可能です。

低品質な被リンクへの対処とペナルティチェック

低品質な被リンクは、サイトのSEOパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。こうした有害な被リンクを特定するには、Ahrefsの「被リンクプロフィール」機能を活用しましょう。怪しい被リンクの特徴としては、関連性の低いサイトからのリンク、不自然なアンカーテキスト、DRの極端に低いサイトからのリンクなどが挙げられます。

有害な被リンクが特定できたら、次のステップとしてそれらを除外する手順に移ります。まず、リンク元のサイト管理者に直接連絡し、リンクの削除を依頼することが基本的なアプローチです。この際、丁寧かつ明確な理由を述べることが大切です。しかし、リンク元サイトの管理者と連絡が取れない、または削除依頼に応じてもらえない場合もあります。

そのような場合は、Google Search Consoleを使ったリンク否認が効果的です。具体的な手順は以下の通りです。

リンクの否認ツールのページにアクセスします。
プロパティの一覧からプロパティを選択します。
ボタンをクリックして、リストをアップロードします。

この方法で、Googleに対して「これらのリンクはSEO操作を目的としたものではない」という意思表示をすることができます。ただし、リンク否認は慎重に行うべきで、本当に有害と判断されるリンクのみを対象とすることが重要です。質の良い被リンクまで誤って否認してしまうと、逆にSEOパフォーマンスが低下する恐れがあります。

質の高い被リンクを増やすための方法

質の高い被リンクを増やすには、短期的な小手先のテクニックではなく、長期的な視点に立った本質的なアプローチが重要です。基本原則として、「価値の提供」を最優先に考えることが挙げられます。

ユーザーや業界に価値ある情報やサービスを提供することで、自然と被リンクは増えていくものです。

ナチュラルリンク獲得のためのコンテンツ制作

ナチュラルリンクを獲得するためのコンテンツ制作において、最も重要なのは「リンクする価値がある」と他サイトの運営者に思わせる要素を盛り込むことです。自然にリンクを集めやすいコンテンツには、いくつかの共通した特徴があります。

まず、オリジナル性の高いコンテンツは被リンクを獲得しやすい傾向にあります。業界の最新動向に関する独自の見解、自社調査に基づくデータ、専門家へのインタビューなど、他では得られない情報を提供することで、引用リンクを得やすくなります。

また、視覚的に魅力的なコンテンツも効果的です。わかりやすいインフォグラフィック、データを視覚化したグラフ、解説図などは、他サイトに引用されやすい要素となります。

被リンク獲得計画の作成

効果的な被リンク獲得計画を立てるには、明確な目標設定からスタートしましょう。「6ヶ月以内にDR（ドメインレーティング）を10ポイント上げる」「主要キーワードで上位3位以内に入る」など、具体的で測定可能な目標を設定します。次に、その目標達成に必要なKPI（重要業績評価指標）を定めます。たとえば「月間で質の高い被リンクを10本獲得する」「権威性の高いサイト（DR70以上）からの被リンクを四半期で5本獲得する」などが考えられます。

実行計画の策定では、まず競合分析を基にした戦略立案が重要です。Ahrefsの「サイトエクスプローラー」で主要競合サイトの被リンクプロファイルを分析し、どのようなコンテンツが被リンクを集めているか、どのようなサイトからリンクを獲得しているかを把握します。その結果を基に、自社に適用可能な戦略を検討します。

具体的な戦略立案方法としては、以下のステップが効果的です。

ステップ	内容
競合分析	主要競合3〜5社の被リンクプロファイルを詳細に分析
ギャップ分析	競合が獲得している被リンク元で、自社がまだ獲得していないものをリストアップ
コンテンツ計画	分析結果に基づき、被リンクを獲得しやすいコンテンツのテーマと形式を決定
アウトリーチリスト作成	接触すべき業界メディアやインフルエンサーのリストを作成
スケジュール策定	コンテンツ制作からアウトリーチまでの具体的なスケジュールを作成

この計画を実行する際は、進捗状況を定期的に測定し、必要に応じて戦略を調整することが成功への鍵となります。被リンク獲得は短期間で劇的な成果が出るものではないため、継続的な取り組みと忍耐が不可欠です。

ahrefs以外の無料被リンクチェックツール

Ahrefsは非常に強力なツールですが、予算や用途によっては他の無料ツールも検討する価値があります。各ツールには独自の長所と短所があり、目的に応じて適切なツールを選択することが重要です。

search console

Google Search Consoleは、Googleが無料で提供する公式ツールで、被リンクチェックに非常に有効です。このツールを使えば、Googleが認識しているすべての被リンクを確認できるため、Ahrefsと併用することで、より包括的な被リンク分析が可能になります。

設定方法は非常に簡単です。まず、Google Search Consoleのウェブサイト（https://search.google.com/search-console）にアクセスし、Googleアカウントでログインします。次に、分析したいWebサイトを追加し、所有権の確認を行います。

所有権の確認方法には、HTMLファイルのアップロード、DNSレコードの変更、GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャーとの連携など、複数の選択肢があります。

被リンクデータの確認手順は以下の通りです。Search Consoleのダッシュボードで該当するサイトを選択し、左側のメニューから「リンク」をクリックします。

すると、「外部リンク」「内部リンク」「上位のリンクされているページ」「上位のリンク元サイト」「上位のリンク元テキスト」などの情報が表示されます。特に「上位のリンク元サイト」をクリックすると、どのサイトからの被リンクが多いかを詳細に確認できます。

google analytics

Google Analyticsは、Webサイトのアクセス解析ツールとして広く知られていますが、被リンクの確認にも活用できる便利なツールです。特に、被リンクから実際に発生したトラフィックの質と量を分析できる点が大きな強みです。

リファラルトラフィック（他サイトからの流入）から被リンクを確認する方法は比較的シンプルです。Google Analyticsにログインし、左側のメニューから「集客」→「トラフィック獲得」「参照元/メディア」を選択します。

表示されたレポートには、あなたのサイトに訪問者を送ってきたすべてのサイトとそのトラフィック量が表示されます。これらの参照元サイトが、実質的に被リンク元となっています。ただし、このレポートには実際にクリックされた被リンクのみが表示され、クリックされていない被リンクは反映されない点に注意が必要です。

hanasakigani

「hanasakigani」は、日本国内で開発された無料の被リンクチェックツールで、特に日本語サイトの分析に適しています。シンプルな操作性と日本語インターフェースが特徴で、SEO初心者でも扱いやすいツールです。

hanasakiganiの基本的な機能範囲には、被リンク元サイトの一覧表示、アンカーテキストの確認、nofollowリンクの識別などがあります。使用方法も非常に簡単で、公式サイト（https://hanasakigani.jp/）にアクセスし、分析したいURLを入力するだけです。アカウント登録などは不要で、すぐに結果が表示されます。

Ahrefsと比較した際の長所としては、日本語サイトに特化しているため、日本国内のサイトからの被リンクを効率的に見つけられる点が挙げられます。

また、無料で利用できることと、直感的なインターフェースも大きなメリットです。一方、短所としては、データベースの規模がAhrefsより小さく、海外サイトの被リンクデータが限定的である点が挙げられます。また、詳細なフィルタリング機能や時系列分析などの高度な機能は提供されていません。

seo tools

「SEO TOOLS」は、複数の無料SEOツールを提供するWebサービスで、その中には被リンクチェック機能も含まれています。各ツールはシンプルな操作性と即時性が特徴で、特に素早く基本的な情報を得たい場合に便利です。

SEO TOOLSの主な被リンクチェック機能としては、被リンク数の表示、リンク元ドメインの一覧表示、ページランクの確認などがあります。

それぞれのツールは特定の分析に特化しており、目的に応じて適切なツールを選択することが重要です。たとえば、「Backlink Checker」は基本的な被リンク情報を提供し、「Domain Authority Checker」はドメインの権威性スコアを表示します。

これらのツールの特徴と得意分野を比較すると、「SEO TOOLS」はシンプルさと手軽さが魅力ですが、提供される情報は基本的なものに限られます。「MozBar」はブラウザ拡張機能として利用でき、閲覧中のページのSEO情報をリアルタイムで確認できる点が強みです。「SEMrush」の無料版は、競合分析機能に秀でており、限定的ながらも競合サイトの被リンク状況を把握できます。